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東京をはじめ関東圏でのお雑煮に欠かせなかった小松菜は、お浸しや煮物など私たちの食卓にもすっかりおなじみになりました。原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸で、それが中国を経て鎌倉時代に我が国にやってきたといわれていますから、大変古くから親しまれてきた野菜といえそうです。
姿かたちや成分はほうれん草に似ていますが、含まれているカルシウムはなんとほうれん草の5倍。カロチン、ビタミンCが豊富に含まれていますから、風邪の予防などこれからのシーズンにはうってつけです。
ちなみに小松菜の由来は暴れん坊将軍吉宗と密接な関連があります。吉宗が鷹狩りの際に、小松川村(現在の江戸川区)を訪れました。地元の神主が小松菜を入れた餅の澄まし汁を出したところ、たいそう喜ばれました。吉宗はこの青菜の名前を聞ききましたが、神主が答えられなかったので「ここは小松川だから小松菜と呼べ」となったとか。
冬菜とも呼ばれた小松菜は、現在では品種改良されているため、一年中食べられるようになりました。でも、関東人にとっては小松菜が入ったお雑煮が一番でしょうか。 |
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鍋料理、サラダ、お浸しなど、11月から3月に旬を迎える春菊は冬の食卓には欠かせない野菜のひとつです。原産地は南ヨーロッパ地中海沿岸ですが、ヨーロッパでは観賞用とされ、食用としているのは東アジアだけだそうです。春菊は中国に伝わって漢方薬としても使われ、『慎南本草』という漢方の本には、春菊は肝臓や腎臓の病 気、便秘を治すと書かれています。日本に伝わったのは室町時代の頃で、17世紀末の農業全書の中に記述があり、のぼせを鎮めて回復力や抵抗力を高める「食べるかぜ薬」として珍重されていました。
春菊にはβ-カロチン、ビタミンA、B群、C、ミネラル、鉄分が多く含まれ、特にβ-カロチンはほうれん草などよりも含有量が多く、活性酸素を抑えたり、ガン予防効果、肌の老化などを防ぐ効果があるといわれています。また、春菊の独特の香りの成分は、自律神経に作用し、胃腸の働きを促進して消化吸収を良くしたり、痰を止め咳を鎮める作用があります。
春菊の名前は、春に菊に似た花を咲かせ、菊に似た独特の香りを持つからで、関西では「菊菜」とも呼ばれています。
現在ではなくてはならない野菜のひとつになり、その生産量は大根に次いで第3位。春採り、秋採り、冬採りと1年を通じて収穫されていますが、なんといっても冬が一番おいしい季節。霜にあたると、風味や甘味が増し、繊維が柔らかくなるといいます。 |
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